夢叶いし信濃国 前半





お久しぶりです!


前回GWの記事以来になりますね。


あの時から我がFC東京は順調に首位を走っておりましたが、、、、、、


想定通り久保建英が移籍はまだしも、まさかの太田宏介も移籍とは(涙)


しかし出る選手があれば来る選手もあるわけで、、


オ・ジェソク!!


ジェソク兄さん、早速小川の穴を埋めてくれて助かりました。



そしてカシーフ!


ルヴァンでのトップチームデビューおめでとう!


これから本当に楽しみな選手です。



っということで、気付けば10月に入り、FC東京は死のアウェーロードを5試合消費しまして、、、、、


なんとか勝ち点を拾ってきたものの、ここにきて失速してしまいまして、、、、、




ついにアントラーズに首位を明け渡してしまいました(涙)


勝ち点差は2だけど、この2は現時点でとてつもなく大きい差に感じる。



あれだけ好調だった攻撃陣が点が取れない。


そうなると守備陣が耐えきれなくなる。


堅守速攻が武器のウチにとって、両方が機能しないと勝てないのは去年と同じ。


残り6試合でどうなるのか。


3位のマリノスにも抜かれてしまうのか!?


ハラハラドキドキのこの状況、楽しむべきだけど、やはりまだそういった経験のない我がチーム。


ただ、追われてた立場から、追う立場に変わったのだから、ここから最後まで追って追って最後に抜いていけばいい。



まだまだここから。




※前向きに見えますが、鳥栖戦の事件で怒り狂って意識が飛びそうになりました。








そんなわけで前フリ?が長くなりましたが、本題といきましょう!


9月28日.29日の2日間。


ずっと願い続けてやっと叶ったアウェー松本戦の観戦記。


まずは前半から。







9月28日


三十路に突入した翌日、友人の結婚式を終えてからユニフォームに着替えてバイクに飛び乗り、ひたすらに松本を目指して爆走。


基本アウェー遠征時は必ずユニフォーム着用という信念に基づいて、ユニフォーム姿で中央道を走る。


途中FC東京のマグネットを付けた車を数台追い越す。


翌日日曜日が試合とあって、前泊組はそこまでいないという事前の予想もあった中で、サービスエリアでは思ったよりサポさんがチラホラ。


まぁユニフォーム着てるの自分だけだけど(^◇^;)


そんなこんなで2時間半というレコードタイムで松本へ到着。


ホテルにチェックインして、指定されたお店へ。


今回この遠征の1つの目標であった、フォロワーの山雅サポの方達と飲むということ。



4人の山雅サポさんと楽しくサッカー談義しながら飲めました^ ^


不思議な感覚というか、サッカーが無ければ知り合う事も出会う事もまずないという方達と、サッカーという1つの事で出会い、知り合う。


東京と信州の人が、こうやって結び付く事って実は凄いことなんじゃないかと。


アウェーのサポの方達と飲むというのも、サッカーというものが無ければあり得なかった事。


だから、本当にサッカーに感謝です。




試合前夜にも関わらずアウェーの夜の街で青赤のユニフォーム着て空気読まずに歩く自分に声を掛けてくれる松本の人の暖かさ。


松本って、アウェーのサポをお客さんという感覚で捉えてると思う。


「明日負けませんからね!」


「わざわざ東京から来てくれてありがとね」


「いい試合しましょうね」



こんな言葉を掛けられて、嬉しくないサポーターなんていないでしょ。



たくさんのアウェーへ行ったけど、やっぱり松本が一番温かいし、また行きたくなるんだよ。


そんな街のサッカーチームを2番目に好きになり、ずっと応援してきた。


そして1番好きなチームのサポーターとしてこの場所へ戻ってくることを、誰よりも本当に願って願って、やっと叶った。



FC東京サポーターとして、そのユニフォームをまとって松本へ行く。



今までみたいに緑のユニフォームを着て応援に来たんじゃない。


青赤として戦いにきた。



そんな気持ちを酔いながら感じつつ眠りにつくのでした。



前半終了






4年越しの夢



気付けば1月以来の更新になりましたね(^◇^;)



さてさて、我がFC東京、開幕からまさかの負けなしで首位です!!!


5月9日の段階で7勝3分。さらにリーグ最少失点と、素晴らしい戦いぶり。


まだ三分の一しか終わってないので、昨年みたいな主力の怪我、夏場からの急失速、後半のアウェー8連戦など、不安な事はまだまだ尽きないですが、現状とても浮かれてます(笑)


攻撃陣はディエゴ・オリヴェイラと永井のツートップが絶好調。


中盤では高萩と橋本のダブルボランチがしっかりバランスを取り、後方では森重・チャンヒョンスの強力な牙城が立ちはだる。


そしてなんといっても、今や攻撃陣を牽引していると言っても過言ではない、久保建英の活躍ぶり!!


昨年半年間のマリノスへのレンタル移籍を経て、心身共に大きく成長したね。


頼むからコパアメリカバルセロナには行かないでほしい(´;Д;`)


それぐらい彼の存在は大きいのです。


次このブログを書く時、果たして我らが青赤軍団はどうなっているのか!??


乞うご期待!






さて、前振りもそこそこに、今日は4年越しの夢が叶った事について書きましょうか。



昨年、J2で優勝・昇格して今年からJ1で戦う松本山雅FC


皆さんご存知の通り、FC東京松本山雅サポーターの自分には、この2チームが対戦する事を誰より願っていました。


そんな2チームが4月28日に、2015年9月の味スタ以来、実に4年振りに合間見えました。


試合を1ヶ月前に控えたある日、松本山雅サポーターのフォロワーさん向けにこんな事を呟きました。



f:id:SuginomyHeart:20190509190120p:plain



いや、どんだけいいね付くんすか(笑)


たくさんのリプまでもらっちゃって、こんなのニヤニヤが止まらないですよww


日に日に期待は高まり、運命の当日。


そこで目に入った光景は………


f:id:SuginomyHeart:20190509190322j:plain



めっちゃ来てる!!!!!!!!!


ってか来過ぎwwww


確かにGW2日目で天気も最高のサッカー日和だけど、どんだけ来てるんすか!!


ホント山雅好きだよこういうとこ←何目線


ちなみに今シーズン最多動員となった鹿島アントラーズ戦の鹿島サポの数がこちら。



f:id:SuginomyHeart:20190509190503j:plain



変わらない!!!!!!


むしろ山雅サポの方が多く見える!!!


こんなのテンション上がりますやんww


っというのを堪えて、それでも試合前応援はしっかり録画し、いよいよ選手入場。


FC東京はおなじみの、タオルマフラーを掲げてのYou"ll never walk aloneの大合唱。


いつもと同じように、目を瞑って歌うわけですよ。


ゲレイロ「うぉーくおーん、すーざうぃーん、うぉーくおーん、すーざれーいん」


っとここでまさかの展開。


アウェー側から聞こえる、何度も何度も歌ったあの曲が。


山雅サポ「しーなーのーのくーにーはー、じーっしゅーうーにー」


ゲレイロ「さーかいつながるくににしてー」








やってしまった、釣られた………。


不覚。



それでもなんとかユルネバを歌いきったけど、山雅の中央線が聞こえた時はもうわけわからなかった。


ここが兼サポの辛いところであります。


ただ試合が始まるとそこは生粋の青赤サポ。


山雅の事は気にもせず、一番愛するチームへ声援を送り続けたわけですよ。


結果は2-0の完勝!!!


4年越しの夢は、まさに最高な形となった。


次は9月のアルウィン


まだ試合日が土曜か日曜か確定してないけど、実は金曜日は自分の誕生日なのです。


そしてふと気が付いたのが、2015年の9月のに味スタで山雅と試合した時も、実は誕生日の前日でした。


なにこの偶然!!!


嬉しすぎるわwwwwww


9月はアウェー8連戦の真っ只中。


その時我らが青赤軍団はどうなってるのか!?


ただ、東京のユニフォームを着て、松本へ行くという、最大の夢が待ってるので、今からとても楽しみです!!


その時は、まだ会った事のない山雅のサポーターさん達と交流出来たらいいなぁ。



今回味スタではフォロワーの山雅サポさんと交流したくて、プレゼント企画をやりました。


試合前と試合後、フォロワーさんとお会いできて、いろいろな話しが出来てとても楽しかったです♪


ぜひ次回は松本で!


出来れば土曜試合で終わったら松本で飲みたい!!


その時はまたよろしくお願いします!






大好きな2チームが、最高峰の舞台で戦う。


願って願って、寸前で閉ざされて、そこからまた願い続けて、やっと叶った自分にとっては大きな夢。


その夢の続きをこれからもいつまでも。


最後にこの言葉で締めますか。








俺 青と赤

一生青と赤

俺青と赤



緑は大っ嫌い!!!!!





ラブトーキョー ラブ山雅






今年こそはタイトル




気が付けば年が明けてましたね。


そんなわけで数少ない読者の皆様。明けましておめでとうございます。


2019年が始まりもうすぐ1ヶ月が経とうとしておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?


サッカー界では日本代表がアジアカップでベスト8まで来ましたね。


今夜ベトナムと戦うわけですが、今の代表は苦しんでも勝てる力があると思うので、このまま優勝まで突き進んでいってほしいです。


グループリーグ、ウズベキスタン戦の室屋→武藤のFC東京ライン!!


いやー、泣けましたね(涙)


青赤な皆さんにとっても感慨深いワンシーンだったんじゃないでじょうか!?


2人ともこのまま代表を担う選手になってほしいです。


そして代表には権田、長友もいるわけで、武藤、室屋と合わせてFC東京出身者が4人いることになります。


これまた嬉しい事だし、育成における素晴らしい成果じゃないかな?




そして現在沖縄でキャンプ中の我らが青赤軍団。


梶山の引退や、択生、前田さん、リンス、山田、ケイマン、リッピ、ジャキット、廣末、平岡、そして草民とヨネの移籍で激震が走ったオフでしたが、ディエゴの完全移籍、たけふさとインスの復帰、児玉、宮崎、アルトゥール等の加入など、新チームとしてどんな戦いを見せてくれるか。


開幕戦の相手は王者川崎フロンターレとの多摩川クラシコ


いきなりチャンピオンとの戦いを、まずはしっかり勝って勢いに乗りたいですね。


そんな中で後半戦のアウェー8連戦。


味スタでのラグビーW杯開催とそれに伴う工事の関係で、関東アウェーの無い地獄のロードが待ち構えている状況。


アウェーで戦い続けることは、チームにとってとても大変な事だけど、そんな時こそ1人でも多くのサポーターが応援するしかない。


財政的にも厳しいけど、1つでも多くのアウェーに赴いて、精一杯声を送ろうと思います。



そして、平日夜のルヴァンは味スタ工事の関係で、NAC5とこれまたびっくり秩父宮開催。


秩父宮でのサッカーの試合は1964年の東京オリンピック以来みたいで、ある意味歴史的な場になりますね。


あの場所に専用スタジアムがあればなんて思いますが、代々木公園の方に期待しつつ、久しぶりのトップチームの23区内での開催試合をまずは楽しみましょう!




そんなわけで松本山雅サポのフォロワーさんが多い当ブログの読者様。


山雅の健闘を祈りつつ、4月28日の味スタでの試合を心よりお待ちしております。


ヴェルディと違ってアウェーエリア狭いですからね(笑)


9月のアルウィンでの試合も楽しみにしてますから。






よし!!!


今年こそタイトル獲るために、1サポーターとして今年も全力で戦います!!!



サッカーファミリーの皆さん、今年もよろしくお願いします!!!






おめでとう緑の勇者たち





2018年シーズンが終わりました。


改めて、松本山雅FCに関わる全ての皆様。


J2優勝!!!

そしてJ1昇格おめでとうございます㊗️🎉


最後の最後までどうなるかわからないハラハラした展開でしたが、結果として最高の形になりましたね。


自分自身もフォロワーさんのご厚意でチケットを取って頂き、アルウィンへと馳せ参じました。


今年は例年以上に山雅の試合を現地で見る機会が多いシーズンでしたが、最後の大舞台も現地にいれたことだけでもこの上ない幸せです。








19000人が詰めかけたアルウィン


優勝と昇格が掛かる最後の大一番。


当たり前だけど、試合前から、いや、松本に着いた時から普段と違う雰囲気を感じてた。


こんなに応援する側にもプレッシャーを感じるのなら、闘う選手たちはどれほどのプレッシャーに襲われていたのだろうか。


浮き足立つかもしれない。


けど、自分達が出来ることは、闘う選手達を全力で応援すること。


そんな思いを持って、試合前の応援に入った。




選手達が出てくる時。


アルウィンへ全体を包んだ「山雅が好きだから」


どんな時でも俺たちここにいる


愛を込めて叫ぶ


山雅が好きだから



らしくないけど、泣きそうになった。


色んな感情が入り混じった。


どんな結末になるかわからないけど、俺たちがここにいる。


頑張れ  頑張れ




試合は徳島を攻め続けるも、点が入らず膠着状態。


携帯には他会場の速報を知らせる友人からのLINE通知。


大分が先制。


ヴェルディも先制。


このままいくと2位で終わる。


けどまだわからない。


後半40分過ぎ。


町田が追いついていて、勝ち越されると昇格圏から落ちる。


頼むから、このままでいい。


そう願いながら、長い長いアディショナルタイムに入る。



近くの人が叫んだ。




「山形が追いついた!!!」




そしてすぐ大然に代わり岩間が入る。


ベンチにもメンバー外の選手達が集まるのが見えた。


このまま、このまま。








2018年の44試合の終わりを告げる笛が鳴った。


ベンチにいた選手達がピッチへ飛び出した。


決まったのか!??


慌てて携帯を見た。



山形1-1大分

町田0-0東京


松本優勝です!!



友人のLINEを確認したと同時に、場内にも優勝と昇格を告げるアナウンスが流れ、アルウィン歓喜に包まれた。




気付いたら涙が止まらなかった。


本職はFC東京サポなのに、泣いてた。


兼任で好きになったチームに、気付いたらこんなにも愛着が湧いてた。


本当は緑は大っ嫌いの立場じゃなきゃいけないのに。


全身緑の自分が泣いてた。


東京で育ち、縁もゆかりもなく、ただ毎年ツーリングと上高地に行くぐらいだった信州松本の、松本山雅というチームを、こんなにも好きだったんだ。


そんなひとときだった。








2015年以来のJ1挑戦。


前回は1年での降格になったし、今回も厳しい戦いになると思う。


ソリさんが言ってたトップ15を目指す戦い。


J2以上に魔境なJ1。


特に今年は最下位が勝ち点30もあり、5チームが勝ち点41で並ぶ大混戦。


昨年4位だった柏レイソルが降格する。


そんなトップリーグに挑む山雅。


2015年の経験を基に、まずは残留。


そしてJ1定着へ。


走り出せ松本山雅





FC東京と同じカテゴリーになるので、自分自身の山雅サポもここで一旦おしまい。


来年は敵として、山雅と闘う。


けど、心の底では山雅頑張れって、小声で応援してます。


青赤ユニフォーム着て、アルウィンに行けるのを今から楽しみにしてます。


もしかしたらルヴァンの予選で同組になったら、2回行けるかな!?


来年の味スタのスタンドは、ヴェルディ戦と違って狭いから覚悟してね(笑)



f:id:SuginomyHeart:20181203191159j:plain







今年1年の山雅に心からのありがとうとおめでとうを込めて、最後はこの言葉で締めたいと思います。











俺 青と赤


緑は大っ嫌い!!!







全緑登頂 完




少し昔の話しをしたくなった その1




どもども


だんだん寒くなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか!?


先日FC東京は9試合振りに勝利し、順位も鹿島と勝ち点同数のゴール数の差で4位をキープ。


あれだけ勝てなかった中でこの順位にいれるのは、ある意味奇跡かもしれないね。


そんな思いの詰まったアウェー名古屋グランパス戦。

行ってよかった。

久しぶりの勝ち試合。

こんなに勝つ事が嬉しいんだと改めて実感。

まだまだここから。

ACLプレーオフ圏内死守のためにも、ここからもう一度上昇してもらいたいところです。



そして松本山雅


こちらはガッチリと首位をキープ!


残り5試合となり、いよいよ昇格、そして優勝が見えてきた。


だけどまだまだ油断は出来ない。


勝ち点3差の2位大分トリニータ

そして消化試合数の少ない町田ゼルビア


これにアビスパ福岡大宮アルディージャ、緑のアレのチームが僅差で追いかけてくる状況。


正直勝ち点2どころか1も落とせない。


最後の最後まで、選手、監督、スタッフ、関係者、サポーター、みんなで全緑で登頂しよう。


11月のアウェー栃木戦は自分も参戦します。


共に戦いましょう!!!






さてさて、前置きもこの辺に今回のタイトルの話題へ。


昨年、人生初の新車(バイク)を買ってから1年が経った。


2008年に原付の免許を取ってから、2011年に中型の免許を取り、原付と単車に乗り続けてきた自分は、安い中古車を乗っては替え、乗っては替えを繰り返し、初めて新車で買った現愛車が5代目になる。


その愛車を先日1年点検に出した時、待ち時間にふと思い出す。


初めてバイクで旅に出た時の事を。


2011年夏。


大学の夏休みを利用して、1人で6日間約1300キロを走り抜けた。


予算10万円という当時の大金を元に、なるべく下道を通って、色々な場所へ行った。


家に着いた時、ものすごい達成感に包まれて、バイクから降りた瞬間涙が溢れたのはいい思い出。


そんな人生初の大冒険を思い出しながら書いてみる。








初日


朝9時に東京の自宅をスタート。


出来る限り減らしたとはいえ、それでも跨る時に足を高く上げないと跨げない高さの荷物を後ろに積んで、ひたすら北へと向かう。


初日の目的地は新潟県長岡市


前橋までひたすら下道で走り続け、そこから関越道に乗る。


谷川岳パーキングエリアで休憩した時、目の前に立ちはだかる谷川岳の山々を見て、いよいよ新潟県へ突入するんだなと意気込む。


関越トンネルを抜け、越後湯沢の別荘群を横目に走り、塩沢石打インターで降りる。


当時ネットで知り合い交流があった新潟県出身の子が教えてくれた上越国際スキー場へ行く。


スキー場に着いて、ゲレンデを適当に登ったところで寝転ぶ。


夕暮れ時の、心地よい風と飛び交うトンボ。


どこまでも高く、少しオレンジ色の空。


絵本のような世界に、ノスタルジックな気分に浸る。


f:id:SuginomyHeart:20181017192438j:plain


そんな気分もだんだんと濃くなる暗闇にかき消され、慌てて山を降りる。


泊まる宿がある長岡はまだ遠い。


再び関越道に乗り、ひたすら走りに走る。


お尻の痛さと睡魔を我慢しつつ、日が暮れる頃に長岡に近付く。


そこから長岡インターを降りずさらに北へ向かう。


宿に入る前に、ツーリングマップル(バイク乗りのバイブル)にておススメされてた燕三条にあるラーメン屋を目指す。


夜8時になって燕三条へ着く。


インターからしばらく走って、目的地のラーメン屋、杭州飯店さんへ滑り込む。


f:id:SuginomyHeart:20181017192626j:plain


目的のラーメンはとても美味かった!


満腹感と、そこから来る睡魔と戦いながら、宿のある長岡へとまた走り、夜10時に長岡駅近くのホテルに入った。


長かった初日が終わった。


ベッドの上で天井を眺めながら、初めての冒険を無事にスタート出来たことに満足した。


明日からはまた長い距離を走る。


この先にはどんなものが待ち受けているのだろうか。


そんなワクワク感を睡魔が遅い、その日はあっという間に夢路へと旅立った。




とりあえずここで切りまーす。


続きはまたそのうちに。





松本旅行記 あとがき




8月の松本遠征を小説風に綴った松本旅行記、いかがでしたでしょうか!?


最後の方は小説風を無視して感情いっぱいの文章になってしまいましたが、それでもたくさんの方から感想などを頂きとてもありがたいです。


その後の山雅といえば、苦しみながらも首位をキープしてますね。


福岡戦のジネイのゴールは本当に痺れました!!


ただ、競り負けた福岡のDFが今年途中までFC東京にいた吉本だったので、若干の複雑な思いはありますが(^◇^;)


兎にも角にも、残り試合も少ない中で、ここからが本当の勝負。


昇格、そして、優勝を目指して、共に全緑登頂しましょう!!




さてさて、松本旅行記では触れられなかった事とかがあるので、そこに触れていきましょう。



Twitterで大変お世話になっている塩尻のおやき工房旬菜花さん。


今回松本へ行くに辺り、旬菜花さんよりチケットを頂きました。


旬菜花さんとはいつどのタイミングで交流が始まったのかは覚えてない(気付いた時にはTwitterでやりとりしてた)ですが、中の方とは3年前に初めてお会いして以来、Twitterでのやりとりや、旬菜花さんにおやきを買いに行ったり(タイミングが合わず、中々お会いできなかった)と、とてもお世話になってます。


そんなわけで、今回お会いするのをとても楽しみにしつつ、なにかお礼をと思い、やはりサッカーファミリーならではの方がいいかなと思い、ユニフォーム交換の軽い感じでFC東京のタオルマフラーを選びました。


そしてなんとミラクルが!??


当日中の方とイイダヤ軒の屋台前でお会いし、チケットのお礼にとタオルマフラーをお渡ししたら、なんとこちらもタオルマフラーを頂きました!!


思わずおぉ!!っと声が出ると同時に、やはりサッカーファミリーとしてなにか通ずるものがあるのかなんて勝手に妄想しつつ、翌日塩尻の店舗でお会いしましょうと言い、その日は別れました。


翌日おやきを買いに行き、中の方は配達の都合でお会い出来ませんでしたが、大好きなおやきを買い、帰りのあずさの中で頬張りました。


おそらく、Twitterをやっていなかったら。

サッカーを好きじゃなかったら。


多分こんな事は起こらなかった。


Twitterの、それも応援するチームが違う中で始まった交流が、こんなにも長く、そして楽しく続いてる事、、、

改めてサッカーに感謝ですね。


今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願いします!


f:id:SuginomyHeart:20180926194012j:plain


f:id:SuginomyHeart:20180926194039j:plain







さてさて、もう一つ。


今回喫茶山雅と並んで行きたかった場所。


f:id:SuginomyHeart:20180926194216j:plain



麺州竹中さん


知ったきっかけはおそらくフォロワーさんのリツィートかな!?


なんとなくフォローして、機会があれば行こうかなぐらいにしか思っていなかったのが、お店がオープンしてからタイムラインに流れてくる美味しそうなラーメンの画像を見て、これは是が非でも食べに行きたいと思うようになり、店長さんの山雅・サッカー愛も垣間見え、これは是が非でも食べに行きたいと思い、今回行く事にしました。


試合がある日は家を出る時からユニフォーム。


その信念に基き、山雅の試合翌日、我がFC東京の試合日なので、松本市街を青赤ユニフォームで歩く暴挙に出て、その格好で喫茶山雅に行きモーニングを食べた後、開店を見計らって竹中さんを訪問しました。


Twitterで予告してたとは言え、初対面でいきなり青赤ユニフォームで、しかも一番乗りで乗り込めば、普通は気まずい対応をされるものと思いきや、店長さんの気さくな応対にすぐ楽しい雰囲気になりました。


f:id:SuginomyHeart:20180926195121j:plain


ラーメンも期待以上の美味しさに、これはまた来て違うラーメンも食べたいと思いました。


ここ最近食べたラーメンの中ではダントツの1位!!


ただ自分が住んでる近くにない(東京在住だから当たり前)のが悔やまれる(^_^;)


この時将来の信州移住を真剣に考えたとか考えてないとか(ただ老後は信州で蕎麦を作って余生を過ごすのが夢)


でも竹中さんも山雅サポの方を通じて知り、そこから今回の交流になったので、これまたサッカーに感謝ですね。


こう書いていると自分はFC東京サポと山雅サポどっちなんだと思うけど、どっちもです。


東京には東京の、山雅には山雅の良さがある。


その良さがあるから好きになったわけだし、今後も変わらず好きなまま。


ただ、山雅がJ1に来たら、その時は東京サポですが(笑)


でも今年は本当に山雅は昇格、そして優勝の可能性が大だからね。


来年青赤ユニで松本へ遠征出来るのを楽しみに思いつつ、残り試合ひとりのサポーターとしてもちろん東京もだし、山雅も全緑で応援していきます。


あとがきになってないような気もするけど、シーズンもいよいよ終盤。


愛するサッカーチームと共に楽しんでいきましょう!!




とりあえず東京は7試合勝ちが無いので、週末の清水戦こそ勝ち点3をお願いします!



それではまた。





One Sou1





松本旅行記 その3 小説風




試合が始まった。

スタジアムに割れんばかりの声援が飛び交う。

時刻は午後6時。

日が西のアルプスへと隠れていき、空を闇が少しずつ覆う。

しかしその闇を払うかのように、ゴール裏を中心に緑のサポーター達は歌い飛び跳ねる。

試合は一進一退の攻防を繰り広げ、惜しいシーンや危ないシーンも生まれた。

攻めて、守って、攻めて、守って。

両軍の選手がピッチを縦横無尽に駆ける。

今日は1点勝負になりそうだ。

そう感じた前半終わりに試合は動いた。

相手がペナルティーエリア内でハンドを犯し、それが2枚目のイエローカードとなり退場となった。

そしてPKを得た。

一気に湧き上がるスタジアム。

前半終わりの、まさに点が欲しい時間帯だ。

祈る。祈る。スタジアムに一瞬の静寂が訪れる。

右足から放たれたボールは、ゴールの左隅へ。

相手キーパーも左へ飛んでいる。

読まれたか!?



しかしボールはキーパーの手を弾きながら左隅へ力強く突き刺さった。


地鳴りのような歓声が沸き起こる。

欲しかった先制点が生まれた。

気付けば周りの人とハイタッチを重ね、タオルマフラーを振り回していた。


興奮の渦が醒めない中、試合は再開した。

そしてそのまま前半が終わった。

欲しかった時間帯での先制点。

しかも相手は1人退場者を出している。

条件は圧倒的に有利な状況だ。




ただ少し、違和感を感じた。




そしてその違和感が確信に変わるのに、時間はさほどいらなかった。











後半が始まった。

相手が1人少ない状況である。

見ていた人達の頭の中に、どこかその思いがあったかもしれない。



「今日は勝ったな」



応援をしてる時に感じた違和感が確信に変わりかけた時、試合が動いた。

ペナルティーエリア内で相手選手のドリブル突破を阻止しようとしたディフェンスの足が、ボールではなく相手の足に掛かり倒してしまった。

主審は笛を吹きPKの位置を指差した。


静まり返るスタジアムの一角で脇立つ相手のサポーター。





感じた違和感は気の緩みであった。

有利な状況下の中で、どこか驕った部分が出たのかもしれない。

サッカーというスポーツにおいて、人数の差はとても大きい。

故に、1人が欠けてしまうと、チームは成り立たなくなる場合が多い。

それを知っているからこそ、どこかでこの試合は勝ったと、緩んでいたのかもしれない。

先制点を取るまでと、取った後の周りの雰囲気の差を感じ取れたのだ。

だからと言ってそれが試合に直結するとは限らないし、後付けかもしれない。

しかし、結果として感じた違和感と、その後の結果が結びついてしまったのだ。

選手が緩んでいたのか、それを計り知ることは出来ないが、少なくとも、自分が立っていたゴール裏の応援席は、そういう空気が漂っていた。




PKを決められた後、1人少ない相手に、立て続けに失点を許した。

2点目はコーナーキックからのヘディングシュート。

3点目は、ディフェンスのパスミスを取られ、キーパーと1対1の状況で決められた。

1人少ない時に、これしかないという点の取り方だった。


時計の針が45分へ近付く毎に、スタジアムを後にするサポーターの姿が目に付いた。

これ以上の見込みを諦めたのか、はたまた帰りの渋滞を考慮したのか。

そういった人たちを引き止める事も出来ぬまま、主審の長い笛で試合は終わった。


前節の上位対決に続いての連敗である。

うなだれる選手やスタッフ。

重い空気が漂うスタジアム。

前節、試合終了間際にフリーキックを決められ敗戦。

そして今節。1人少ない相手に逆転負けを喫した。

首位を走るチームとはいえ、ダメージはあまりにも大きい。

選手がピッチを周りながらサポーターへ挨拶をする。

その表情はどこか暗い。

サポーターも拍手で迎える人もいれば、辛辣な言葉を浴びせる人もいる。

ゴール裏へ挨拶に来た時、一部は大きなブーイングで出迎えた。

ブーイングの良し悪しはSNSなどで毎回議論される。

かくいう自分が応援するチームは、良し悪し含めブーイングとは切っても切れない関係にある。


選手は一生懸命戦っている。

わかっている。

だからこそ、結果を求めてしまう。

その意に反する結果は、受け入れることが出来ない。

ブーイングはその意思表示なのだ。


選手もわかってる。

きっと悔しいはずだ。

だからこそ、前を向いて次へ向かってほしい。

ブーイングの中に響く拍手は、そんな願いを込めているのかもしれない。









f:id:SuginomyHeart:20180904193427j:plain



試合が終わり、周りの人が居なくなっていく中で、ぼんやりとピッチを眺めた。

今日の光景が、見つめるピッチと重なって見えた気がした。


自分が好きなこのチームは、少し変わってしまったのかなと、ふと思った。


J2からJ1へ昇格して、1年ですぐ降格した。

J1は毎試合とても厳しい戦いだった。

悔しさなんて、今の倍以上味わったかもしれない。

それでも、みんなが愛するチームを応援し、なにより楽しんでいた。

だからその姿に惹かれた。



しかし、降格してから、上位争いを繰り広げるも寸前で自動昇格を逃し、プレーオフで涙を飲み、次こそはと臨んだ昨年はプレーオフ圏内にも入らなかった。

上位争いを出来る力があることに反する伴わない結果は、愛するチームと共にサッカーを楽しむといった気持ちを少しずつ忘れさせていったのかもしれない。


人は現状に満足できない性質を持つ。

現状維持は、長く続ける事に対する息苦しさを感じさせてしまう。

もっと上へ。

その思いと現実が伴わない時、人は心を乱す。


順調に行っていたものが、ここに来て足踏みをし、滞ってしまった。

勝ち点差、残り試合数、ライバルチームの動向、怪我人、優勝争い、そして昇格。

いろんな感情に包まれた今この時、思い出してほしい。

どんな時でもここにいて、愛を込めて好きだと叫ぶその姿を。




自分は1番に応援する本命チームがある。

今回は言うならば2番目に応援しているチームに対する思いだ。

2番目のくせに偉そうに。

そう思われても仕方がない。

ただ、2番目だからこそ、客観的に見ることが出来る。

自分が惹かれ、好きになった緑のチームは、試合の結果に関わらず、サポーターが心からサッカーを楽しんでいる姿があったからだ。

それが信州松本のフットボールだと、思ったからだ。


難しいかもしれない。

それでも、自分が好きな緑のチームは、心からサッカーを楽しむ、そんなチームであり続けてほしい。








怪我人も多い。出続けてる選手も疲労困憊だ。

上にいれば当然、相手は多くの対策をしてくる。

厳しい戦いが続く。

楽な試合など1つもない。

それでも、このチームがアルウィンでシャーレを掲げ、来年自分の愛するチームと再び合間見える事を、信じて疑わない。







共に走れ。

共に戦え。

勝利を、そして優勝と昇格を目指し。

突き進め緑の勇者達。





松本旅行記 完    次章 あとがき